拗らせ人の日記帳

迷走備忘録

浪人 死にたい で検索をかけた4月の私達へ

 

私は浪人した。

現役時代はろくに勉強もせず、滑り止めもあまり受けず、見事に全落ちし、

かといって後期日程を受ける気力もなく

一晩寝ずに考え、浪人を決めた。

 

まず予備校を親と一緒に調べ、

自分の学習スタイルや習得傾向的に、

授業を受けるより自習に時間を割きたいと思ったので

武田塾と増田塾に体験に行った。

 

結局増田塾で監禁生活を送ることを決めたはいいものの、最初は強制自習に耐えられず、

毎日秒針を読むように待っては 18時に帰っていた。

 

どうしてそんなに辛かったかと言うと、

勉強する習慣がついていないのだ。そりゃそうだ。勉強する習慣がついていたら現役の時受かっているはずだもん。ただ強制されて座っていることがすごく辛くて、やることもわからなくて、友達もいなくて、休み時間も短くて、

そしてとにかく先が見えなかったから辛かった。

 

こうやって勉強したとしても大学に受かる保証なんてないのだ。

周りの友達はみんな大学に行って、楽しそうなストーリーをあげて、新しい友達ができているのに、

自分はまだ大学に行けず、

勉強し続けないといけない。

何の保証もないのに

そう、何の保証もないのに

 

どんなに努力しても無駄になるかもしれない、

大学受験においては、

大学に合格しなければ努力したことにはならない。

また1年無駄にするかもしれない、

こんな無機質な毎日があと1年近く続くのかと思うと、辛くて死にたくて

死ぬのもめんどくさくて、

外に出たくなくて、

ただ眠ったらもう二度と目が覚めなければいいと思った。

 

『浪人 死にたい』で、検索をかけた。

 

 

同じような人がたくさんいた。いろんなブログをサーフィンして、一つ、ある人のブログにたどり着いて、連絡してみた。

顔も名前も知らない、お互いのことは何一つ知らない、わかるのは、その人も浪人してるとき、辛かったことだけ。

 

もう藁にもすがる思いで、いろんな言葉をぶつけてみた。

今考えるとなかなかやばい精神状態だったのだと思う。

けど、その人からの簡単な返信に、理解に、

わたしはすごく救われたのだ。

 

受験勉強なんかで、心を壊したら元も子もない。

辛かったらやめていい。

逃げるのは悪いことじゃない。

 

いつだって、やめていい。戦線離脱するのは弱い選択なんかじゃない。

 

そう思えたら、あと少し、あと少しって頑張れた。

 

徐々に成績も上がって、すごく仲の良い友達もできて、

結局、強制自習が終わっても、増田塾に行き続けられた。

健康に受験することができた。

そして今、いくつも納得のいく合格を手にして、開放感の中で帰路について、これを書いている。

 

確かに辛かった。ここには書ききれないくらいの色んなことがあった。

でも、この1年間、頑張り続けたことは、わたしのこの先の人生の布石になる。

自信になる。

確かな宝物になる。

 

昨日池袋駅で、増田の大好きな友達に会った。

明治に受かったと報告してくれた。

2人で何度もハグして、泣きながら喜んだ。

 

人の合格がこんなにも嬉しいなんて。

 

こんな事を思えるようになるなんて。

 

私は今、浪人させてくれた親に、

その間ずっと支えてくれた友達に、

毎日一緒に勉強してくれた増田塾のみんなに、

言葉にならないほどの感謝の気持ちで胸がいっぱいだ。

 

 

もしあなたが浪人しようかどうか迷ってるなら、

それに対して私は、どうしたらいいとか偉そうなことは言えないけれど、

保証のない中、頑張り抜いた一年は、どんな結果になろうと必ず人生の宝物になってこの先自分を支えてくれる経験になる。

 

もしあなたがすでに浪人していて、先が見えず辛いなら、いつでも連絡してください。

わたしにはその辛さがわかるから!

なにか有効なアドバイスができなくても、聞くこと、理解することはできます。

下にツイッターのアカウントを貼っておきます。

 

知らないからこそ、話を聞くことができます。

 

頑張り続けて壊れてしまう前に、誰かに話して楽になってください。

 

たくさん考えて、その結果、選んだ選択肢に納得が行くなら、正しいとか正しくないかとか、第三者の評価なんてなんでもない。

 

ただ、自分の納得のいく選択をしてください。

 

いつでも、わたしも、きっとあなたの周りの人も、あなたの知らないところで応援してます。

 

@ya_circus